葉酸欠乏による危険な症状|葉酸欠乏性貧血など

妊娠中の葉酸欠乏による危険な症状って?

妊婦さんには、葉酸の摂取が必ず勧められていますが、その理由は葉酸が欠乏することによって妊娠に危険な症状が出てしまうからです。
葉酸が欠乏することによって起こるのが、葉酸欠乏性貧血というものです。
この貧血になると巨赤芽球性貧血というものが引き起こされ、異常な赤血球が骨髄で生成されてしまいます。
すると、白血球や血小板もその影響を受けて変化し、神経過敏になったり、動悸や息切れなどの症状が発症します。
葉酸欠乏性貧血は、直接胎児に影響を与えるものではありませんが、母体の体調の悪化は胎児の健康を阻害する可能性があります。
また、これによって食事がきちんととれなくなったりすることで、胎児の成長を妨げたり栄養不足を引き起こしたりすることもあるので注意しましょう。

 

そして、葉酸が欠乏するということは、葉酸欠乏性貧血で母体に危険を与えるだけではなく、胎児に対してダイレクトに危険な目に合わせることもあるのです。

 

こんな怖い病気の可能性も・・・

 

胎児の細胞分裂が盛んな妊娠初期は、脳や脊髄など神経管の形成も行われるのですが、妊娠の4週から12週の間に葉酸が欠乏してしまうと、神経管閉鎖障害を起こすリスクが高まるのです。
神経管閉鎖障害というのは、二分脊椎と無脳症というものです。
二分脊椎は、脊椎の骨が神経組織を覆っていないことで発症するもので、神経管の下部に起こる閉鎖障害です。
二分脊椎になると、下肢が正常に動かせなくなる運動障害や、膀胱や直腸などの機能障害が引き起こされます。

 

無脳症は、脳がきちんと形成されないことで起こる症状で、閉鎖障害が神経管の上部で起こると発症します。
名前から分かる通り、体は形成されていたとしても頭部が正常に作られていないため、無脳症の場合は生まれても生きていくことはほぼ不可能となってしまいます。

 

大切な赤ちゃんがこのような状態で産まれてしまったら、幸せな未来を望むのは難しくなるので、葉酸の効果云々よりも、とにかく欠乏しないようにするのがお母さんの大事な仕事と言えるのです。

 

 

もちろんこのような怖い事例が出ることは稀です。
妊婦さんがきちんと検診を受けていれば、まず心配はいらないとは思います。でも、お腹の中の赤ちゃんを最高の状態で育てたいなら、できるだけのことはしておきたいというのがお母さんというもの。
葉酸や鉄分の不足は食事やサプリメントで簡単に防げるものですから、できることはしておきたいものです。



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